40代の女性から、終活の一環として家族の歴史をまとめたいとご依頼いただいた事例を紹介します。

あるお客様から「家族の歴史を記録したアルバムが60冊以上あるんだけど、かさばって困るので、3冊ずつをコンパクトに1冊にまとめることはできますか?」「残したい写真はこちらで選んで、付箋を付けて送ります。」と、お電話でお問い合わせがありました。もちろんOKですとお答えし、お客様からアルバムが届くのを待ちました。

約2週間後、お客様のアルバムが3冊届きました。写真120枚に丁寧に付箋が貼られています。今回はお客様がセレクトした120枚の写真を編集して新しいフォトブックを制作します。このように、古いアルバムは重くてかさばるため、数冊をまとめてダイジェストにし、コンパクトでスッキリした新しいフォトブックをつくりたいと希望される方が多くおられます。この場合、フォトブックに掲載する写真はデータ化してから作業を行うので、出来上がったフォトブックと一緒に写真データもCDに保存してプレゼント(無料)しています。お客様によっては「ダイジェストに選ばなかった写真も、全てデータ化して保存したい」と希望される方がおられます。このようなご要望にも対応させていただいてますので、ご安心ください。ただ別途料金が生じることがあります。どんなご要望でも柔軟に対応させていただきますので、まずはご遠慮なくお気軽にお問い合わせください。

さて今回のフォトブックは、ソフトタイプのスクエアサイズ(200㎜×200㎜)、28ページのご指定で、ピッタリ120枚の写真を選んでいただいたので、スムーズに作業が進行したことはもちろんなんですが、感心させられたのは、原本のアルバムがとてもキレイにまとめられていて、実に見事なのです。年賀状やチケット、お手紙やパンフレットなど、その時の出来事にまつわる思い出の品が写真に添えられていて、日付はもちろん、細かな説明なしでもその時の喜びや感動が鮮明によみがえってきます。

お客様からご依頼いただいた際に同封されていたお手紙には、「写真、アルバムは私の人生と思い出なので、老後に向けて整理(重たいアルバムで子どもたちに迷惑をかけないように…)したいのと、私が動けなくなったら、このアルバムを見て、楽しかった、いろいろあったことなど思い出しながら過ごせたら…と思っています。」と書かれていました。
まだまだお若いのに、写真整理を終活の一環として捉えられているようです。このお手紙を拝見し、写真整理は自己満足ではなく、いつか写真を見る人へのやさしさなのだと改めて気づかされました。

最初にご依頼いただいたアルバム3冊は1996年~1998年。次にご依頼いただいたのが1998年~2000年の3冊。これまで4度ご利用いただいていて、お客様のご家族の成長を定期的に目撃することで、なんだか親戚にでもなった気分で、毎回楽しく写真整理のお手伝いをさせていただいています。

“この瞬間を残したい”という思いが写真というカタチにするのですが、その奥には「いつかあの人にも見せたい」「あの時の感動をシェアしたい」という気持ちが込められているのだと思います。写真はその時の姿を残す喜びとともに、その姿を見た人の気持ちまで幸せにしてくれます。思い出をキレイにまとめて次の世代にしっかり残したいと思ったら、ぜひ「おくってフォトブック」にご依頼、おまかせください。私たちと一緒に次の世代に託せる写真整理を行いましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です