フォトブックづくりに携わる中で感じた
様々なエピソードをご紹介します。
写真整理方法やフォトブックづくりで迷ったら、
こちらのエピソードを参考にしてみてください。

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新着記事

  • 6月15日「父の日」に向けて

    1.言葉の代わりに残っていたもの
    2.キャンペーン開催
    3.ありふれた日常こそ、大切です

    言葉の代わりに残っていたもの
    「よくやった」、「頑張ったな」、「お疲れさま」、そんなやさしい言葉を父から聞いた記憶がありません…。口下手で、無表情で、家ではテレビの前に腕を組んで座って、動かない…。そんな父親でした。
    以前、両親とご自身の成長記録が納められた20冊程度のアルバムを、3冊のフォトブックにまとめるご依頼をいただいたお客様が、レイアウト確認時にお父さんのことを話してくれました。
    でも、遺されたアルバムをめくっていて気づいたんです。運動会のかけっこで走っている私。部屋の隅っこでパズルをしている弟。母が台所で笑っている何気ない一枚。すべて、お父さんが撮っていた写真でした。どの写真にも、私たちは自然な笑顔で写っている。撮る側が安心させてくれるからこその表情でした。シャッター音に、愛情を詰め込んでいたお父さん。その無言のまなざしは、たしかに家族を包み「見てるよ」「大事に思ってるよ」、そんな言葉の代わりだったのかもしれません。お父さんが撮ってくれた写真とじっくり向き合い、整理し、まとめたことで気づくことができた不器用なお父さんの、静かな愛のカタチ。
    また、別のお客様はこんな話を聞かせてくれました。仕事帰りにショートケーキを買って帰り、私や弟に食べさせてくれた父、そばでその様子を見ながら嬉しそうに微笑む母。「一緒に食べようよ」と言っても「いいから食べなさい」と、私たちだけに食べさせてくれました…。そんなやさしい父でした…。
    6月15日は「父の日」です。あなたもお父さんが撮ってくれた写真と、今一度じっくり向き合ってみませんか?これまで気づかなかった大発見があるかも知れません。たとえ大発見がなくても、大切なことを再確認することがきっとできるはずです。

    キャンペーン開催
    「母の日」に引き続き、お父さんに感謝の想いを伝えるため、6月15日の「父の日」を中心にした、6月12日~6月18日までの期間、“ありがとうキャンペーン”を開催します。期間中にご注文いただくと、お客様から『おくってフォトブック』へアルバムや写真を送っていただく送料を当方がご負担、無料になります。

    ■キャンペーンご案内ページはこちら
    ■キャンペーン期間:6月12日~6月18日
    ■特典:送料無料(事前のご連絡が必要です)

    ありふれた日常こそ、大切です

    「ぐちゃぐちゃの部屋でもいい。髪を振り乱して育児に追われて大変だったあの頃が、きっと一番の宝物」アルバムをめくっていると、ふと、そんな気持ちになることがあります。
    ヨーグルトで口のまわりを真っ白にしながら笑っている幼い子ども。知恵の輪のように絡み合って寝ている兄弟たち。そしてその横には、小さな字で「疲れ果てて爆睡。見て、この寝相!!」と書かれたメモ。きっとお母さんは、あの一瞬を、どうしても残しておきたかったんだと思います。特別な日じゃなく、スタジオで撮った写真でもなく、むしろなんてことのない日々の中にこそ、家族のぬくもりや、愛情のかたちはあふれているのかもしれません。
    ご依頼いただくお客様は、当時のお母さんと同じ年頃となり、自分の子どもにカメラを向ける側になりました。一瞬も見逃したくないほど可愛い毎日。泣いたり、笑ったり、こぼしたり、怒ったり…そのどれもが、かけがえのない「うちの子らしさ」です。でも写真は、ただ撮るだけでは残りません。データの中に眠らせておくだけでは、家族の記憶にはならないのです。
    ページをめくることで、ふとよみがえる笑い声。写真に添えられたコメントを読みながら、語り合う昔話。それが、写真のもつ、本当の力。
    『おくってフォトブック』は、そんな日常の一瞬一瞬を、カタチにして残すサービスです。完璧じゃなくていい。情報が多くて、ちょっと雑多なくらいの写真が、いちばん面白い。「こんなに愛されて育ったんだな」「こんな毎日があったんだな」大きくなった子どもが、そんな風に感じてくれたら、こんなにうれしいことはありません。
    ・家族写真は「記録」ではなく「愛情の証」
    ・記憶にない時期でも、写真が愛を伝えてくれる
    ・親になってはじめて気づいた、写真に込めた願い
    ・写真をただ“撮る”のではなく“残す”という行為の価値
    ・『おくってフォトブック』で、愛情を未来に届ける
    あなたが親からもらった、写真という名の愛情。写真は、育ててもらった証です。「あなたは愛されていたよ」と伝える手段として、今度はあなたがそれをわが子へと手渡していく順番です。『おくってフォトブック』で家族の歴史をちゃんと残しませんか?

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  • 「写真の日」(写真供養)を終えて

    1.写真の炎
    2.写真が教えてくれるもの
    3.未来への贈り物

    写真の炎

    私たちは、無数の「ありがとう」を写真に託して生きてきました。
    戦地へ向かう前の先人の横顔。幼い頃の両親の無邪気な笑顔。白黒の結婚写真。
    そこに写る人々は、まさに私たちのルーツそのものです
    『おくってフォトブック』に寄せられるご依頼者の多くが、写真供養を希望されます。なかでも「全部おまかせコース」を選ばれた方の約80%が、写真をしっかりと見送りたいと願っておられます。
    写真のお焚き上げとは、モノではなく「想い」を送り出す儀式。燃える炎に手を合わせながら、「おじいちゃん、ありがとう」「お母さん、大好きだったよ」と心の中で伝える…。6月1日「写真の日」に行われた儀式は、静かで尊い「第二の供養」。写真の炎は、敬い、労い、感謝する気持ちの証なのかも知れません。

    写真が教えてくれるもの
    フィルムを現像に出していたあの頃。一枚の写真には、期待と不安と、そして確かな喜びが宿っていました。時代は進み、写真は気軽にスマホで何百枚も撮れるようになりました。そして、スマホはもちろん、パソコンやクラウドに、静かにどんどん溜まっていきます。見返されることもなく…。
    あの一枚の重みは、どこへいったのでしょうか?データとして残すことは、とても大切なこと。けれどそれだけでは、心は震えません。だからこそ、ページをめくるフォトブックが必要だと考えます。思い出を自分の手で選び、物語として閉じ込める。その過程こそが、人生を振り返るかけがえのない時間になります。機械の中で眠らせるだけではもったいない。「大切だった」を、「これからも大切にしたい」へ…。写真整理は、心の棚を整える作業なのではないでしょうか

    未来への贈り物

    昭和から平成、そして令和。時代の流れと共に、私たちの暮らしは大きく変わりました。特に昭和時代、日本の家庭に写真が爆発的に増えた背景には、カメラとフィルムの普及があります。それらのアルバムには、家族の喜びや悲しみ、笑顔が詰まっています。
    でも、そのアルバムを開く時間がどれだけあるでしょうか?重くてかさばるアルバムは、押し入れの奥にしまわれ、存在すら忘れ去られることもあります。それでも写真は、確かにあなたの家族の物語を宿しています。
    『おくってフォトブック』が目指しているのは、その物語を「未来への贈り物」としてしっかりまとめて残すことです。選りすぐりの写真を選別し、アルバムの良さを保ちながら、コンパクトなフォトブックに仕上げる。それは、次の世代にとって「見やすい教科書」となり、先人達の愛情を伝える最も優れた媒介となるでしょう。
    人生の振り返りは、未来への準備でもあります。あなたの家族の物語を、ぜひ私たちと一緒に未来へつなぎましょう。それは、きっと誰かの心を励まし、安らぎを与える存在になるはずです。

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  • 「つくしを見て」フラッシュバック

    1.“つくし”の思い出
    2.1枚の写真が、語ること
    3.昭和100年物語り
    4.静かに燃える祈り

    “つくし”の思い出
    少し前の話ですが、ちまたにレジャーに関する情報が氾濫し、ゴールデンウィークを目前にしていた頃、ふと庭の雑草が目につき、「もしかしたらお墓の雑草がボウボウかも…」と嫌なイメージが頭をよぎったのです。そこで次の休日、お墓参り兼、墓掃除に出かけることにしました。
    田舎の山の中にある墓地に到着。案の定、墓地には雑草が元気いっぱいに生えています。大きく深呼吸をして、覚悟を決めて、軍手をはめて、はいつくばって、雑草を根こそぎ退治。想定していたとはいえ、なかなかの重労働。時々水分補給しながら、1時間以上生き生きと生えている雑草たちと格闘。そろそろ先が見えてきた頃、霊標の裏に取りかかった時に“つくし”と遭遇。その瞬間、なぜかおやじのニヤリとした表情と笑い声が鮮明によみがえってきたのです。田舎生まれのおやじは、酒のあてに「つくしの佃煮」があると、とても喜んでいました。ということで小学生の頃、つくしを採ってくるとおやじは喜び、褒めてくれるので、つくしが生えるシーズンになると学校帰りにほぼ毎日、つくしをいっぱい採って帰りました。
    つくしの料理は、前準備の手間が結構面倒で、1本1本ハカマを外し、水に浸してしばらくアクを抜き、そこからやっと料理がスタート。煮込むと驚くほど圧縮されて、ちょびっとになってしまうので、つくしの量はしっかり必要となります。おやじは酒を飲みながら、出来上がった「つくしの佃煮」を1本箸でつまみ、「この頭が開いていない つくしが美味い(少し苦味がある)」と口元をニヤリとし、そして酒を口に運んで頷きながら「よー採ってきた」と褒めてくれました。めったに褒めてくれることがないおやじが褒めてくれる嬉しさと、褒め慣れていないおやじのぎこちない笑顔。霊標の裏に生えていた“つくし”を見て、あの時の思い出が鮮明によみがえってきたから不思議です。
    「なぜここまで鮮明にあの時の笑顔が頭に浮かんできたのか…」、その謎はすぐに解決しました。仕事柄、当時の若い頃のおやじの写真を見る機会がやたらと多かったからです。お客様に『おくってフォトブック』が懐かしい写真をどのようにまとめるのか説明する際、毎回おやじの写真に活躍してもらっているので、説明する度に頭に刻まれていたようです。「つくしの佃煮」をあてに、美味しそうに酒を飲み目を細めるおやじ…。もしかしたら、お墓の雑草取りを褒めてくれていたのかも知れません。いい思い出だな~と心地よいノスタルジックに浸っていると、おまけに母親の激怒する顔まで浮かんできました。その謎もすぐに解決。少しでも多くのつくしを採りたくて、体操服を入れる袋をカラにして、その袋につくしをパンパンに詰めて帰って、「草のヨゴレは落ちんのよ」と叱られたことを思い出しました。それも含めていい思い出。やっぱり写真は見返す事で、ささやかなハッピーを与えてくれることを実感したのでした


    1枚の写真が、語ること
    アルバムの中の小さな四角い世界。そこに映る笑顔や風景は、ただ偶然に残されたものではありません。当時のカメラは、現在のスマホのように肌身離さず常に持参しているものではなく、フィルムを買い、カメラにフィルムをセットし、誰かがカメラを現場まで持って行き、その瞬間をとどめておこうとシャッター切る。フィルムの枚数には限りがあるので、決してムダなシーンは納めない。そして現像を待ち、仕上がったプリント写真をアルバムに並べる。そんな手間を惜しまなかった時代のぬくもりが、1枚1枚の写真に宿っているのです。「残すべきもの」として選ばれたからこそ、今ここにある。それは記録以上のものであり、誰かの想いが刻まれた、時の結晶なのかもしれません。たった1枚の写真には撮った人のまなざしや、写された人の人生のかけらが詰まっています。写真はただの紙ではありません。写真は、心を写したもの。それが、どんなに価値のある存在か、私たちは今、あらためて思い出すべきなのかもしれません。


    昭和100年物語り

    押し入れの奥に眠る重たいアルバム。黄ばんだページ、色褪せたプリント写真。けれど、そこに写る表情は今も鮮やかです。
    昭和という時代は、戦後の混乱と復興、高度経済成長、家電の普及、テレビの茶の間。何もかもが「初めて」で、「夢中」で、「我慢」も「希望」もありました。そのすべてが、写真に刻まれています。家族が寄り添った団らんの一枚。入学式の晴れ姿。夏の縁側でのスイカのタネ飛ばし。誰かがシャッターを切り、現像し、アルバムに貼ったその思い出は、家族の歴史であると同時に、昭和という時代の証人でもあります。『おくってフォトブック』は、そんな尊い思い出を、いつでも手軽に手に取って見たくなる魅力的なフォトブックにまとめます。写真を選び、すっきりコンパクトに再構成したベスト盤の写真集と、データで保存します。
    手に触れることで思い出すこと。ページをめくることで語り合えること。データとしてずっと残せる安心。『おくってフォトブック』で、昭和100年の歴史を、次の100年、200年先まで残しませんか?


    静かに燃える祈り

    6月1日は「写真の日」。『おくってフォトブック』では、役目を終えた写真に感謝を込めて、丁寧な写真供養(お焚き上げ)に向かいます。ただ燃やすのではありません。静かな祈りと共に、一枚一枚が空へと還っていく——それは、まるで先人の想いが煙になって舞い上がっていくような、厳かで、あたたかな時間。写真供養は、過去を清め、未来へ進むための祈りです。
    6月1日には、皆様からお預かりしている大切な写真を供養していただきます。後日ご報告させていただきますので、お待ちください。


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  • 今こそ昔の写真を手に取るべきときかも…

    1.あの日の万博が呼びかける
    2.ご依頼事例の紹介

    あの日の万博が呼びかける
    太陽の塔が見守ってくれいたあの日から、55年の時が流れたんですね~。1970年。「人類の進歩と調和」を掲げて、国も世代も超えて集まった笑顔。あの頃、父や母はまだ若く、多くの子どもたちは、パビリオンの光と音に心を奪われて、希望膨らむ未来の夢を、無邪気に信じていました。
    そして今、再び万博がはじまりました。あの頃、カラーテレビの前で瞳を輝かせていた子どもたちは、いま、孫を抱く世代です。家の押し入れから出てきた1冊のアルバム。ページをめくるたび、そこには当時のにぎわい、会場の空気、そして家族の笑顔が並んでいます。誰かが残した写真は、時を越えて、私たちに語りかけてきます。「この瞬間は、宝物だったのだ」と。写真を見つめることは、ただ懐かしむだけではありません。自分のルーツを知り、自分の物語を確かめることができます。今回の万博をきっかけに、心地よいノスタルジーをじっくりと味わう。“今こそ昔の写真を手に取るべきとき”かも知れません(笑)

    ご依頼事例の紹介
    さて、ここからはご依頼いただいた利用例を紹介します。

    ●神奈川県在住・50代女性の場合
    実家の母親が他界し、遺品整理のために実家へ。押し入れの奥から、アルバム20冊以上と箱に入った大量のプリント写真が出てきました。写真のほとんどが、家族の記録であると同時に、亡き母が大切にしていた思い出の詰まったものでした。ご自身ではどこから手をつけてよいか分からず、親族とも相談のうえ『おくってフォトブック』の全部おまかせコースをご利用いただきました。
    当社で内容を確認しながら、
    ・母の若い頃をまとめた一冊
    ・両親の新婚時代からのファミリーアルバム
    ・兄弟姉妹それぞれの成長記録
    目的別に6冊のフォトブックに再編集
    さらに、残った写真は写真供養(お焚き上げ)をご希望され、神社にて写真供養を行うこととなりました。お客様からは、「悲しいだけだった整理作業が、感謝と誇りを再確認する時間になった」と感動のお声をいただきました。このように、『おくってフォトブック』は遺品整理の中でも特に心理的な負担の大きい写真整理において、お客様に寄り添いサポートできることができます。

    ●東京都在住・30代女性の場合
    第一子の誕生をきっかけに、「家族のルーツをきちんとカタチに残しておきたいと考えるようになったご依頼主様。祖母の遺品の中から、若かりし頃の写真や手紙、旅先で撮影したモノクロのスナップ、戦後間もない頃の集合写真などが大量に見つかり、写真の整理と記録の保存を『おくってフォトブック』にご依頼されました。依頼されたのは全部おまかせコース。
    内容を確認のうえ、
    ・祖母の学生時代と戦後の青春時代を1冊に
    ・祖父の出征から復員後の写真を1冊に
    ・お二人の結婚・家族のスタートを記録した写真を1冊に
    3つのカテゴリーに分けて、計3冊のフォトブックに編集
    祖母の青春時代をまとめたフォトブックには、大切にしていた便せんや手紙の一部もデータ化し、写真の横に原文のままレイアウト。「家系の原点を、ひとつのカタチにできて心から嬉しい」とのお言葉をいただき、遠方に住む親族へのプレゼント用に複数冊増刷されました
    このようなケースでは、古い写真の劣化が進んでいることも多く、『おくってフォトブック』のデジタルデータ化や色補正のサービスも高く評価されています。
    オプションになりますが、レトロな写真のカラー化を希望された場合には、カラー化にも対応しています。不思議ですが、カラー化することで、より一層鮮明に記憶がよみがえるようです。
    写真整理はただの整理ではありません。それは、家族の歴史を紡ぎ、後世に語り継ぐ大切な儀式です。『おくってフォトブック』は、その物語を見えるカタチでそのまま残し、未来へ届けるお手伝いをしています。

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  • 供養としての写真整理とフォトブック制作

    1.最後まで写真を大切に扱う
    2.写真は、小さな詩でできている
    3.過去との対話

    最後まで写真を大切に扱う
    『おくってフォトブック』の「全部おまかせコース」を選ばれるお客様の約80%が、写真供養(お焚き上げ)を希望されています。その事実から、「全部おまかせコース」で写真供養を選ばれるお客様の多くは、写真整理をただの作業ではなく、一種の心の整理と捉えられているのではないかと思います。写真1枚1枚には、過ぎ去った時間と共に生きた人々の息吹が宿っています。ご先祖や愛した人々の写真を手放すことは、その人たちへの最後の供養であり、心からの別れの儀式となります。写真供養を求める多くのお客様は、物理的なスペースを解放するだけでなく、心理的な平穏も求められているようです。
    『おくってフォトブック』は、そんなお客様の期待に応えるために、写真一枚に込められた価値を理解し、それを大切に扱い供養することで、過去の美しい記憶を称え、慈しみます。
    6月1日“写真の日”を迎えるにあたり、『おくってフォトブック』では現在、写真供養の準備を進めています。お客様からお預かりしたアルバムから1枚1枚丁寧にプリント写真を剥がし、箱に詰めてお焚き上げに臨みます。
    お客様の写真供養に対する想いは、ただ過去を清算するのではなく、過去の大切な人々と心の中で会話を交わし、感謝と尊敬の気持ちを未来へと受け継ぐ大切な儀式と考えられているように思います。写真整理の代行、委託業務を行っている『おくってフォトブック』ですが、ただ写真を整えるだけでなく、お客様が大切な写真に抱いている想いまでもちゃんと整理できるよう、お役に立てることを願っています。


    写真は、小さな詩でできている
    一枚の写真には、言葉にしきれない想いが詰まっています。声なき語りかけ。目線の先にある未来。空気の匂い。肌の感触。それは、日記でも手紙でも語り尽くせない、文字のない静かな詩のようなものです。そしてその詩は、写真整理という時間を通じて、再び誰かに見られる準備が整えられます。これは単なる「モノの整理」ではありません。眠っていた詩に、もう一度息を吹き込み、読み手へと手渡す創作でもあります。フォトブックのページを開くたび、過去の物語は少しずつ鮮やかになっていきます。まとめるということは、慈しむこと。選ぶということは、人生の詩を編むこと。そんなふうに、静かに自分の時間と向き合えるひとときを、『おくってフォトブック』はしっかりとサポートさせていただきます。


    過去との対話
    人の記憶は不思議です。大切なことほど、心の奥深くにしまい込まれ、ふとしたきっかけでパッとよみがえります。これこそが、“不思議な写真の力”。
    1枚の写真が、まるで心地よい風のように記憶をゆらし、瞬時に眠っていた記憶を呼び覚ますことがあります。したがって、写真整理は過去を閉じ込めるための作業ではありません。むしろ、未来に居場所をつくる作業です。家族が何気なくフォトブックのページをめくったとき「ああ、このとき父はこんなふうに笑っていたのか」と感じられる。その瞬間、思い出は、時間を超えて心の中で生き続けます。あたたかく、やわらかく。家族の軌跡を、まとめて未来に届ける…。そんな写真整理の時間が、人生を慈しむきっかけになれば嬉しいです。
    これからも、お客様の大切な写真を丁寧に扱い、それぞれの家族のストーリーを最適なカタチで残すことを使命とし、『おくってフォトブック』は皆様の写真整理を全力でサポートしてまいります。


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