お父様の手書きアルバムが教えてくれたことについて

目次
1.心のこもった家族史
2.心地よいプレッシャー
3.残してくれていること自体が愛情
心のこもった家族史
全国から古いアルバムやプリント写真をお預かりする中で、先日、スタッフ一同の胸が熱くなったアルバムがありました。
それは昭和40年代、あるお父様が愛する娘さんのために手書きのメッセージを添えて作られたアルバムでした。
・「○○○ちゃんのお出かけです」
・「○○○幼稚園 初遠足です」
・「○○○ちゃん・満5才の誕生日です 大きく成りました」
1ページごとに丁寧な文字で、日付、場所、クラス名、そして一緒に写っているお友達や先生のお名前まで、几帳面に、そして本当に楽しそうに手書きされていました。
幼稚園の入園式から、大運動会、そして卒園。さらに小学校の入学式へ…。お父様がどれほど娘さんの成長を誇らしく思い、ファインダー越しに娘さんを見つめ、一瞬一瞬を愛おしくカメラに収めていたのか。
そして、現像された写真を机に広げ、夜な夜なアルバムを作られていた姿が目に浮かぶようです。
それは単なる写真の記録ではなく、お父様から娘さんへ贈られた、世界にたった一つの「愛の作品」そのものです。
心地よいプレッシャー
私たちのサービスは、重くてかさばる古いアルバムを、時系列を整えてコンパクトな美しいフォトブックに再編集することです。
しかし、このアルバムを前にしたとき、担当するデザイナーは、心地よいプレッシャーを感じました。
このお父様の温かい手書きの文字を、消してしまっていいわけがない…。
一般的なフォトブックのように、写真だけをキレイに切り抜いて並べるだけでは、このアルバムが持つ本当の価値(お父様の愛情)が消えてしまう…。
でも、そのまま縮小しただけでは、魅力が台無しになってしまう…。
導き出した答えは、「手書きのメッセージ」や「レイアウトの空気感」そのものを、デザインとして新しいフォトブックに溶け込ませるということでした。
お父様が作った元のアルバムは、確かに重く、経年による傷みもありました。
しかし、そこに込められた魂は永遠です。

残してくれていること自体が愛情
このアルバムに出会ったとき、私たちは改めて確信したことがあります。
それは、アルバムに文字が書かれていても、書かれていなくても。
また、箱の中にバラバラのまま眠っているプリント写真であっても。
「我が子の写真を撮り、今日まで大切に保管してくれていた」ということ自体が、親御様の言葉にならない最大の愛情そのものなのだということです。
ただ、月日の流れとともに、「重くて出し入れが大変になってしまったアルバム」や、「整理できずに眠ったままのプリント写真」もあるかと思います。
私たちは、そんな親御様が残してくれた大切な「愛のバトン」を受け取り、時系列を整え、見返しやすくコンパクトな世界でたった一冊のフォトブックへと再編集しています。
今回の手書きアルバムのように、当時の空気感をそのまま残したい場合はデザインとして活かし、バラバラの写真であれば、一目で成長がわかる美しいストーリーとしてまとめます。
カタチは違っても、込められた想いはみんな同じ。
「自分はこんなにも大切にされて育ったんだ」といつでも振り返られる家族の宝物を、次の世代へ美しく引き継ぐお手伝いをいたします。
100年先へ、親の愛をコンパクトに引き継ぐ…。
実家に眠っている大切な思い出、どうしようかな?と思ったら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。

