3周年を記念して、感謝の想いをこめて実施した「無料モニターキャンペーン」。当選されたお客様のレイアウト作業などについて。

写真選別・データ化
『おくってフォトブック』サービス開始3周年を記念して開催した「無料モニターキャンペーン」。今回は、当選されたCさんの写真整理のデータ化~レイアウトまでをレポートします。前回、写真の受け取りから時系列を整え、データ化の準備までをご紹介しました。次に写真は1枚1枚ヨゴレやホコリが付着しないよう気を付けて、丁寧に専用のマシンを使ってデータ化していきます。
『おくってフォトブック』では、データ化した画像はさらに1枚1枚切り抜き作業を行っています。古いプリント写真には、写真の周りに白いフチが付いているものが多く、フォトブックに掲載する際に少しでも大きく扱えるよう白フチの内側を切り抜きます。また、写真にキズが入っていたり、破れや画像にシャープさが欠けるものなどの補修もこの時行います。さらに画像の明るさや色調整も同時に行っています。

データ化作業を行う際、思わぬ発見があることも…。
アルバムからプリント写真を剥がしてみると、写真の裏にその時の感想やメッセージが書かれていることがあります。
心に沁みるメッセージと判断した場合は、新しく制作するフォトブックの写真にそのメッセージを添えることにより、一層お客様に喜んでいただける価値の高い作品に仕上げることができます。
さて、データ化、切り抜き、画像補正が完了すると次は写真選別です。
ただこの工程に至るまでに、明らかに写りの悪い写真は排除しています。
写真選別AI「AQUEM(アクエム)」は、『おくってフォトブック』が独自に岡山県立大学と共同で開発した写真選別AIで、いわゆるインスタ映えする写真、魅力的な写真の審美度を採点してくれるAIです。証明写真のような味気ない写真よりも、少し斜に構えたポーズや凝ったアングル、光の当たり具合がカッコいい写真の方が評価が高くなるようにAIを育成しています。

「AQUEM(アクエム)」は、フォトブックに掲載する写真の展開が面白くなるよう、6種類の判定基準が選択できます。

1.写真の解像度が高いものを優先
2.画像の魅力が高いものを優先
3.被写体が風景よりも人物であるものを優先
4.主人公が写った写真を優先
5.アップの写真を優先
6.人物の笑顔の度合いが高いものを優先

これら何を優先するのか調整を行いながら、AIとヒトの目でベストな写真を選別していきます。大量の写真の中からいい写真を厳選する作業が完了すると、次はレイアウトに移ります。

レイアウト作業

ここでもデザイナーが1枚1枚手作業でレイアウトを組んでいきます。
どんなに優れたAIを開発したとしても、紙面を魅力的に演出するレイアウトは機械任せにはできません。ヒトは写真を見ることでその瞬間の前後の状況やシチュエーションを把握、想像することができますが、AIにそれはできません。例えば、成人式の着物姿なのか、結婚式での着物姿なのか、ヒトが見ると一目瞭然ですが、AIは状況を判断することができません。成人式の写真にいい写真が多ければ、結婚式の写真が選ばれない…、そんな事態が発生することもあります。
さらにレイアウトの良し悪しは、写真選びやレイアウト前の準備の段階で決まります。今回ご依頼いただいたCさんの場合、娘さんを主人公に誕生から13歳までの写真をまとめたいとのご要望。娘さんにはお兄ちゃんがいますが、両親にとってはじめての女の子、当然おじいちゃんやおばあちゃんにとっても女の子の孫はカワイイはずです。1歳の誕生日にみんなに祝ってもらって、この日がはじめてのディズニーランド、そしてこの頃からスイミングスクールに通いはじめて、ピアノの習い事もはじまった…などなど大まかではありますが娘さんの成長過程の流れを頭に入れておく事が肝要で、それによって主人公らしさを表現する写真の配分が行えます。
テクニカルな面では、例えばタテの写真とヨコの写真、審美度が同じ写真であれば、その紙面に掲載するタテの写真とヨコの写真の枚数が偏らないようバランスを考慮して写真を選んでいます。アップの写真と引きの写真も同様です。審美度が高いからといって、アップが連続したり、引きの写真ばかりだと、魅力的な紙面に仕上がりません。
さらに被写体の体の向きや動き、人物の視線もレイアウトに反映させる事があります。写真の向きや視線が外側を向いていると広がりを感じますし、内側に向いていると中央に気持ちを集める効果があります。運動会など動きがある写真は活気が感じられるよう配置し、人々が集う和みのシーンでは、なるべく写真の向きや視線が内側に向くよう配慮します。
時には写真に手書きのメッセージを添える場合もあります。
その場合には、メッセージを添付する余白をつくっておかないといけません。
したがって、魅力的なレイアウトを行うためには、レイアウトを行う前の準備が大切なのです。まずカテゴリー分けをして、ざっとレイアウトを並べて考える。その後見開きページでストーリーを感じられるよう、再考する。ある程度まとまったら、写真のタテ・ヨコ、アップや引きのバランスを見ながら本格的にレイアウトを行い、やっと魅力的なフォトブックに仕上がります。これらの作業を『おくってフォトブック』のスタッフたちはサクサク行っているのだから、立派なものです(笑)。

ドキドキとワクワク
現在Cさんにレイアウト確認をしていただき、そのお返事待ちです…。
お客様に気に入っていただけるのか、何度経験しても毎回ドキドキします。
お客様のお返事や仕上り、お届けなどについては、また次回ご紹介したいと思います。楽しみにしていてください。
「古いアルバムを整理したい」「かさばるアルバムをコンパクトにまとめたい」「バラバラの写真を見やすくまとめたい」さらに「スマホやパソコンに保存してある大量の写真を整理したい」など、写真整理のお悩みは『おくってフォトブック』にお任せください。
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