2024年。新年始動のごあいさつ。

能登半島地震で被災された方々へ、心からお見舞い申し上げます。
私たちは遠くからではありますが、皆さんの安全と回復を願っています。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。

もっと皆さんのお役に立ちたい
2024年がスタートし、今日で10日目です。
随分遅くなってしまいばつが悪いですが、ここはあえて
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」。
これを言わないと、どうも新たなはじまりっていう気分にならないので、無理やりお付き合いいただき、ありがとうございます(笑)。
本年も昨年に引き続き、一人でも多くの方の“困ったの解決”にお役に立てるよう、お客様に寄り添った写真整理のお手伝いを真摯に取り組みたいと考えています。たくさんのご依頼を心よりお待ちしております。

本から感じたこと
お正月休み…。
暇を持て余し本屋さんに立ち寄ってみると、郷土の名作家 重松清さんの本が目に留まりました。
『おくることば』。
昨年の7月に発行されたばかりの単行本。
“とんび”など、重松清さんは好きな作家でもあり、暇つぶしにはちょうどいいボリューム感だったので即購入しました。
本の内容は、2016年から重松清さんは早稲田大学で教師をされていて、コロナ禍で葛藤する学生や社会の動静について書かれていました。
いつもの重松さんならではの文体で、それぞれの立場で苦悩しながらコロナ禍をやり過ごす様子が描かれていました。
そんな中、仕事柄胸に沁みるフレーズがあったので、抜粋して紹介したいと思います…。

僕は、人生を階段に譬えるなら、そこには「手すり」が必要だと考えている。
元気なときなら手すりがなくても平気で階段を上り下りできる。
だが、ちょっと疲れたとき、落ち込んだとき、荷物が多いとき……
手すりに軽く手を添えるだけで楽になることがある。
たとえ実際に頼る機会はなくとも、この階段には手すりがついているんだという安心感が元気づけてくれることだってある。
じゃあ、人生の手すりとは、具体的にはなんだろう。
いろいろある。
家族や友人もそうだし、趣味もそう。夢もそう。
ならば、青春時代の思い出はどうだ。
繰り返し読んでいるお気に入りの本はどうだ。
きっと、大切な手すりになってくれるんじゃないかな?

ただし、手すりをつかんでいるだけでは階段は上がれない。
自分の足で歩くんだ。
歩き出して調子が出たら、手すりから手を離せ。存在を忘れろ。
前を向け。ぐいぐい進め。
疲れてきたら、また手すりに触れればいい。
あるから。手すりはずっと、いつまでも、たとえ気づかないときでも、君たちの人生に寄り添っているから。
そうやって、それぞれの長い階段を一歩ずつ上っていきなよ。
【出展】重松清“おくることば”新潮文庫 令和5年7月1日発行
160P・161P

これを読んで、懐かしい写真の整理や思い出のアルバムをまとめる行為は、安心できる“手すり”をつくっているのかも知れないと思いました。
いつもは必要ないけれど、あると安心できる存在。
圧倒的ではないけれど、じんわり心を和ませてくれる存在。
写真はこっちが見ているのに、なぜか見守られているような感じがするから不思議です。
さて、本年も写真に関するお悩みを全力でサポートさせていただきます。
特にぶ厚くてかさばる古いアルバムやプリント写真、アナログ写真をちゃんとまとめて、ちゃんと残したいと思ったら、
いつでも『おくってフォトブック』にご相談ください。
納得できる写真整理を一緒に達成しましょう。
よろしくお願いいたします。

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