ご両親の写真整理のご依頼をいただいた50代公務員の方から、ご利用後にいただいた感想を紹介しています。
以前ご依頼いただいた50代公務員の男性から、とても心温まるメッセージを送っていただきました。今回はこちらをご紹介したいと思います。
私はこれまで父母の古いアルバムを見たことが一度もなく、ふたりの若い頃のエピソードなど、ついぞ耳にしたことはありませんでした。学生時代にスポーツ入寮で実家を離れて以来、ひとつ屋根で暮らす機会もないまま月日が過ぎ現在に至っています。気がつけば両親とも齢八十を越え父は老人ホームへ入居、母は寂しいひとり暮らしになりました。
今回、両親の若い日々の記憶に一度も触れてあげることのなかった後悔を晴らすべく、両親健在のうちにと、『おくってフォトブック』さんにフォトブック製作をご依頼しました。こちらの一方的でわがままな希望を丁寧に聞いてくれたばかりか、乱雑な写真を綺麗に整理して下さり、労を惜しまず時系列もきっちり合わせていただきました。中でも昔の白黒写真を「カラー」に再加工する『おくってフォトブック』さんの技術の高さには目を見張りました。
父も母も大いに喜び、フォトブックを手に父は施設の方々に、母は日々自宅を訪れる人に笑顔で若い日と当時の世相を饒舌に語っています。特に卒業式や恋愛時代、新婚旅行などカラーにしていただいた写真をとても気に入ったようで、とうに忘れ去った細かな記憶がカラーの中に沸々と甦ってくるとのことです。ひとり暗い部屋でひっそりと過ぎた日を辿るのではなく、フォトブックは得難いコミュニケーションツールとなり、(これは本人達には言えませんが)間違いなく認知症予防にもなっている気がしています。特にカラー効果は見逃せません。
誰しも、振り向くことをしないまま過ぎていく若い日々。
やがて人はそれぞれの人生で、仕事に子育てに追われ、そして年老いて行きます。
それでも確かに間違いなく、友と夢を語らい、人を愛す日々があったのだと改めて思うこと。フォトブックは、くすんでいきがちな心を「カラー」に彩るような素晴らしい一冊でした。
ある日母から電話が。
「フォトブックの卒業写真に一緒に写った○○ちゃんや〇〇ちゃん達と今度久々にお茶することになったのよ。生きているうちに会わなくちゃって。楽しみ」。少女然とした弾む声でした。
とても嬉しいメッセージ、ありがとうございました。
じ~んと心に染み、やりがいを感じました。
お客様からの温かいお手紙は、今後の大いなる励みになります。
このお客様のように、「昔のモノクロ写真をカラー化したい。」、「傷みが激しい写真を修整したい。」など、写真加工に関するご相談にも柔軟に対応させていただきます。ただ、正直、出来ることと出来ないことありますので、事前にご相談ください。写真整理に関することは、どんな事でもお気軽にご連絡ください。よろしくお願いいたします。