大量の写真の中から“いい写真”を選別し、人生のハイライトを凝縮したダイジェストなフォトブックをつくる理由。

ある女性からのご依頼がきっかけでした
大切な写真をデータ化するだけでなく、大量の写真の中から“いい写真”を選別し、人生のハイライトを凝縮したダイジェストなフォトブックをつくる。
『おくってフォトブック』を取材していただく際、なぜこのようなサービスをはじめたのか質問されることがあります。
それは、ある女性からのご依頼がきっかけでした。

今から6年前、2017年。
私たちは地元岡山県、倉敷市で仲間が主催した「終活に役立つセミナー」に参加しました。
当時遺品整理で困るものベストスリーとして、布団・衣類・古いアルバムが代表格だったので、私たちは古いアルバムやプリント写真をお預かりし、データ化するサービスをご案内していました。
セミナーに参加している企業はブースを構え、各自の講演が終わるとご来場いただいたみなさんにお立ち寄りいただき、チラシをお渡しして、サービス内容の説明や質問にお答えしていました。
当日は想定していたよりも多くの方にご来場いただき、セミナーを盛況に終えることができました。
それから数日して、当日ご来場いだいたお客様からご連絡をいただきました。
「古いアルバムを整理したいんだけど、お願いできるかしら」。
お渡ししたチラシに記載されている
“大量のプリント写真やアルバムをコンパクトにまとめる”
というフレーズをご覧になりお電話いただいたようです。
「はい。プリント写真をデータ化してコンパクトにCDにまとめて保存しお渡しします」。
とお答えしたところ、
「データじゃなくて、1冊のフォトブックにまとめて欲しいの」。
と言われました。
お客様曰く、「データにしても見ないし、やっぱり手に取って見たい。父や母、私も含めて両親の家族の軌跡を1冊に、そして私の子どもたちの成長を1冊にまとめたい。保存用としてデータがあるのはありがたいけど、みんなで振り返るには、家族の歴史が1冊にまとまった冊子がいい。
昔のアルバム5冊の中で残したい写真は決めているから、それらを何とか1冊にまとめることができないかしら…」。
お客様の切実なご要望を受け、当初アナログ写真をデータ化するだけだったサービスに、人生のハイライトを凝縮したダイジェストなフォトブックをつくるサービスを加えることにしました。
地元岡山のお客様だったので、5冊の古いアルバムは直接受け取り、残したい写真については丁寧にすべての写真に付箋を付けていただき、ご両親とご自身、そしてご自身とお子さんの家族の歴史をまとめた2冊のフォトブックを制作しました。
冊子のレイアウトをご確認いただく際には、メールをご利用いただけなかったので、わざわざご来社いただき確認していただきました。
その後印刷・製本を行い、仕上りをお渡ししする際にもご来社いただき出来上がったフォトブックを手に、目に涙を溜めておられる姿を見て、大切な写真をデータ化するだけでなく、大量の写真の中から残したい写真を選別し、家族の歴史をまとめたフォトブックをつくりたいと願っている方々、その潜在的なニーズにしっかり応えるサービスを目指したいと思いました。
そしてAIの開発、制作プロセスの検討、実験や試作を繰り返し、お客様に満足いただけるサービスの提供に確信を得てから、3年前にようやく『おくってフォトブック』をスタートさせました。

心の整理
古いアルバムや懐かしい写真の整理は、単なるモノの整理だけでなく、心の整理でもあります。写真1枚1枚にそれぞれの思い出があり、それぞれの歩んだストーリーがあります。
懐かしいシーンを見つけると、一瞬でその時へと心はタイムスリップします。
今はもういない人の笑顔を見ても、ずっと見守られている温かさを感じることができます。
冊子にあってデータに無いもの、それは存在感なのかも知れません。
大切なものを残している、まとめていることが見える。
それが安心感や達成感、責任感につながっているのかも知れません。
ルーツや自身のアイデンティティの拠り所でもある家族写真。
ちゃんとまとめてちゃんと残そうと思ったら、いつでも気軽に私たちにご相談ください。
みなさんの“残したい”気持ちに寄り添った、写真整理のお手伝いをさせていただきます。

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