岡山県立大学と共同開発した「AQUEM(アクエム)」を使って、写真のセレクトを行う場合もあります。
「おくってフォトブック」のサービス開始にあたり、お客様にサービスを提供する前に自分自身が体験してみなければ…と思い、実家の押し入れに眠っていた一番古いアルバムを持ち出し、試してみました。
259枚納められていたアルバムの写真を全てデジタルデータ化し、写真選別AI“AQUEM(アクエム)”にかける。
“AQUEM(アクエム)”とは、画像や映像に関する研究に積極的に取り組んでいる岡山県立大学と弊社が協同で開発した、写りのいい(インスタ映え)写真を選び出す審美眼に富んだAIで、今回は180枚の写真をセレクトし、ハードタイプ44ページのフォトブックに仕上げました。
仕上がりは上々、現在は高齢のため随分枯れてしまった両親ですが、フォトブックの中の二人はどれもみずみずしい笑顔で、ポーズもイキイキとしています。当然のことながら、生で見たことがない若い両親の姿は、とても新鮮で、見ているこっちがなんだか照れる。おじいちゃんやおばあちゃんも記憶に残っている姿よりも随分若いし、見たことはあるけれどどこの誰だか詳しく思い出せない方の顔もちらほら。
ということで、新しいフォトブックをお披露目すると同時に、写真に写っている人について両親に聞いてみた。
それが結構オモシロイ。
幼い私が抱っこされている、このおばさんって誰?とたずねると、両親共に「さ~?」という回答。さらに親戚が集まって写っている写真に、ひょっこり近所のおじさんが混ざっていたりする。当時の写真は今と違って貴重なものだったので、きっとシャッターを切る前に誰かれ構わず周りに声を掛けていたのでしょう。
そんな中、二人の男性が写った、ひときわ古い写真が1枚。父親が幼い頃に亡くなった、お父さんの写真だそうだ。私にとってはおじいさん。向かって左が私のおじいさんで、名前が「重成」だと教えてもらった。随分以前に一度聞いた記憶はあるが、しっかり覚えていなかった…。
もし今回フォトブックを作ることがなく、そのまま放置していたら、どっちがおじいちゃん?、もちろん名前など知る由もなく、後世に家族の歴史を伝える伝達人の一人として、完全にアウトでした。
古いアルバムに納められていた259枚の写真の中から、写りのいい(インスタ映え)180枚の写真を選び出し、スッキリ&コンパクトに再編集。選考に漏れた写真も全てデジタルデータで保存するので、安心です。
今回試してみて分かったこと、それは…モノクロの思い出は今の幸せを深めてくれると同時に、力強く励ましてくれるということ。
もしあなたも写真の整理にお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください。古いアルバムやプリント写真たけでなく、スマホに撮りっぱなしになっている写真データでもOKです。
“AQUEM(アクエム)”を使って写真を選別せず、送った写真全部をまとめて欲しい、そんなご要望にもご対応します。
思い出の写真は、まさにタイムカプセル。ページをめくるたびに想いが深まります。私たちは最幸のサービスを心がけて、写真整理サービスを行っています。