写真のチカラを考える

1.懐かしい写真が心を癒やす理由
2.ありふれた日常の中に宿る、かけがえのない幸福
3.写真整理の仕事で気づいた「人の営みへの敬意」
4.写真は、心の安定剤でもある

懐かしい写真が心を癒やす理由
スマホで何千枚も撮れる時代なのに、ふと昔のアルバムを開くと胸がじんわりと温かくなる。この“懐かしさ”は、単なるノスタルジー(懐古主義)ではありません。私たちは日々、お客様から届くたくさんの写真を整理しながら、写真に宿る不思議な「癒しの力」を実感しています

ありふれた日常の中に宿る、かけがえのない幸福
『おくってフォトブック』には、家族の笑顔、何気ない日常、昭和や平成の空気を感じる写真がたくさん届きます。整理をしながら、第三者の私たちまで思わず笑顔になってしまうことがあります。
たとえば——

・生まれたばかりの妹に、ぎこちなくミルクをあげるお姉ちゃん
・その姿をやさしく見守るお母さん
・昭和レトロなテレビを囲む兄弟たち
・花柄のカーテンやチェックのテーブルクロス
・いつも決まった席で笑顔で語らう夕食のシーン

そのどれもが特別な日ではなく、「ありふれた日常」。
けれどそこには、“あなたがここにいてくれて嬉しい”という、愛のメッセージが写っています。写真を眺めることで、「こんなふうに育ててくれたんだ」「自分もこんな時間を過ごしてきたんだ」と追体験し、心が満たされるのは、ただ“過去を懐かしむ”のではなく、“今の自分を肯定する”感覚なのかもしれません。

写真整理の仕事で気づいた「人の営みへの敬意」
お客様にどんなプランが最適かを考えるとき、私たちはまず、送られてきた写真と真摯に向き合います。一枚一枚の被写体を理解し、時代背景やご家族の思いを想像しながら作業を進めていくうちに、その写真の中にある「人の営み」への敬意が自然と芽生えていきます。
やがて作業が進むほど、心の中にこんな感情が生まれます。

・人の営みへの敬意:「この人にも大切な時間があったんだ」
・時の流れへの感慨:「あの時代にはこういう温かさがあった」
・普遍的な人間愛:「誰もが誰かを想って生きている」

こうした感情は、まるで写真が“心のセラピー”のように作用し、見る人の気分を穏やかに整えてくれるのだと感じます。

写真は、心の安定剤でもある
写真は、人生の軌跡を物語のように見せてくれる存在です。たとえ過去に悲しいことがあっても、写真を通して「いろいろあったけれど、ここまでやってきた」と人生を肯定的に振り返る力を与えてくれます。
第三者の私たちがその“幸福のおすそわけ”をいただけるのですから、ご家族や親族にとっては、写真がいかに大切な存在であるかは言うまでもありません。
もし、そんな大切な写真の整理にお困りでしたら、私たちにご相談ください。ページを開くたびに、止まっていた時計がまた動き出すような「心が動く写真整理」を、丁寧にお手伝いさせていただきます。

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