去る5月21日、広島県から車でHご夫妻が整理したいアルバム7冊を持って来社されたお話です。

1.広島県からお車で来社
2.残すべきものを残したい
3.断捨離にはない、託す想い

広島県からお車で来社
そのご依頼は、5月中旬の女性からのお問い合わせ電話がはじまりでした。
Q : 「整理したいアルバムが沢山あるので、そちらへ直接持って行って、説明させてもらってもいいでしょうか?」。
懐かしい写真をどのようにまとめるのか、しっかり考えられているようです。
A : 「それは構いませんが、私どもの会社は岡山県ですが大丈夫ですか?」。
Q : 「来週、広島から車で行きます」。「主人とちょうどそちらの方へ行く便があるので、5月21日の13時~14時の間に伺います」。
A : 「広島からお車で…、お気を付けてお越しください」。
このようなやり取りを経て、お客様にご来社いただくこととなりました。

残すべきものを残したい
お約束通り5月21日13時半ごろ、広島県からお問い合わせいただいたお客様がご夫婦で来られました。7冊のアルバムを持参され、どのように写真をまとめて残したいのか説明していただきました

1.奥さんの幼少期から中高生時代を1冊
2.お二人が交際していた頃を1冊
3.結婚式の前撮り写真を1冊
4.お二人の結婚式を1冊
5.結婚後~お子さんが産まれるまでを1冊
6.お子さんの成長記録を1冊

7冊のアルバムを6冊のフォトブックに再編集します。
ん? 7冊を6冊? 大したことないように聞こえるかもしれませんが、古いアルバムは分厚いので1冊の厚みが約5cm以上で、サイズもタテ33cm×ヨコ33cm。新しく再編集するフォトブックは厚みが約1.5cmで、サイズはA4サイズです。したがって、6冊にまとめても古いアルバム2冊分以内の厚みで、サイズは75%程度に小さくなります。
これまで幅35cm以上だったのものが9cm。高さも33cmが29.7cmに変身させるので、収納するスペースを大幅にすっきりさせることができます。
それぞれのアルバムに貼られていた写真は、昨夜の3時過ぎまでかけて選別されていましたが、お見積りを提示したところ予算をオーバーしていたので、弊社で再度選別していただきました。
さらに2時間程度かけて、追加で約50枚省いていただき、お見積りを提示してOKをいただくことができました。
このお客様の場合、セルフコースなのですべてご自身で写真選別を行い、時系列も整えてもらったので、とても大変な作業を頑張られましたね…と労ったところ。以前から写真の整理をしないといけないと思い、準備を行っていたにもかかわらず、昨日も夜中の3時までかかってしまいクタクタです…とおっしゃっていました。お客様に頑張っていただいたお陰で、フォトブックの仕上りの良さが具体的にイメージできます。
「この写真は大きく扱いたい」「母の手書きの文字は絶対に残したい」など、お客様の写真整理に掛ける熱い想いをしっかり受け取り、対面でなければできない1枚1枚写真の流れを詳細に確認し、中身の濃い打ち合わせをすることができました。
わざわざ広島から車でお越しいただいた、そのご期待にしっかりお応えできるよう、担当者はいつにもまして責任感とヤル気をみなぎらせていました。

断捨離にはない、託す想い
今回広島県からお車でご来社されたお客様とご一緒に、最終の写真選別をさせていただいた経験は私たちにとって、とても貴重な経験となりました。
これまで、たぶんお客様はこんな感じで写真選びをされているんだろうな…、というイメージはしていましたが、実際に写真整理を考えられているお客様が、どの写真を残して、どの写真を処分すべきか真剣に悩み、話し合って決めていくプロセスに立ち会うことができたので、この経験を今後の取り組みにしっかり活かすことができます。
お客様の写真選びを拝見して分かったこと、それは残す写真の基準が思い出の深さだけでないことです。
この写真を残すことが、娘のためになるのでは。
ひいては、将来の子孫のためになるのでは…、という未来に託す想いを垣間見ることができました。
「写真は家族の宝物」…。写真を捨てることは、かけがえのない思い出や家族の歴史を永遠に消し去ることを意味します。しっかり考えることなく安易に捨ててしまう行為は、未来の世代に重要な家族の記録や歴史を伝える機会を奪うことになります。したがって、残すべき写真を選別し、ちゃんと残す行為は、過去の写真を抱えている方に課せられた責任とも言えます。残された写真を見る人は、この写真を残すために誰かが苦労したことを想像し、感謝することでしょう。しかし、写真整理に取り組んだ方たちは感謝してもらいたくて写真整理を行った訳ではなく、家族の歴史を見てもらうことで何かを感じ取って欲しいという託す想いが核心にあるのだと思います。それを裏付けるように、『おくってフォトブック』をご利用いただいたお客様からは、達成感や充実感、しっかり責任を果たした安堵感などが綴られたメッセージを多くいただきます
写真整理は、過去と現在、そして未来をつなぐ作業です。
お手元にある昔のアルバムや大量のプリント写真を片づけたいと思ったら『おくってフォトブック』にお気軽にご連絡ください。一人で頑張るのではなく、私たちがしっかりサポートさせていただきます。
人生のハイライトだけを凝縮したコンパクトでダイジェストなフォトブックと、永遠に記録が残せるデータ。2つのカタチで家族の物語を残しましょう。

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