写真供養の対応方法変更について

目次
1.継続可能な写真供養について
2.「全部おまかせコース」について
3.段ボールに詰まった、家族の歴史
4.お盆に想いをつなぐ
継続可能な写真供養について
私たちは、写真一枚一枚に宿る“思い出”や“願い”を、これまでも大切にお預かりしてまいりました。写真供養をご希望の方には、神社にてご祈祷・お焚き上げをお願いしていましたが、時代の変化と環境への配慮によりお焚き上げの継続が難しくなっています。
・従来:神社にてご祈祷後、お焚き上げにて供養
・今後:神社にてご祈祷後、機密書類処分業者にて安全に処理
これまで通り変わらぬ敬意をもって写真を神社に持ち込みご祈祷を行い、その後は専門の機密書類処理業者にて安全かつ丁寧に処分することとなりました。カタチは変わっても、「大切な記憶を静かに送り出す」という私たちの想いはこれまでと何も変わりません。安心してお任せください。大切な写真を、これからも心を込めて供養いたします。
「全部おまかせコース」について

「全部おまかせコース」は、お客様ごとの内容にあわせてプランとお見積りを提示する特別なサービスです。写真の枚数や形式、ご希望の仕上がりなどを詳しく伺い、お預かりするアルバムやお写真の状態、具体的な内容や時系列の乱れなどをしっかり確認する必要があるため、すぐにご利用金額をお示しできない場合があります。大変心苦しく思いますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
「全部おまかせコース」は『おくってフォトブック』で人気No.1のメニューです。お客様のご期待にお応えできるよう、スタッフ一同真心を込めて取り組ませていただいています。大切な思い出を「こんな風に残したい」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。ご一緒に100年後、200年後に残せるダイジェストなフォトブックをつくりましょう。
段ボールに詰まった、家族の歴史

あるお客様から、お問い合わせの電話をいただきました。
実家じまいをしていたら、押し入れの奥から段ボール3箱分の古いアルバムと書類の束が出てきたそうです。箱の中には、両親が撮りためてきた家族写真だけでなく、成績表や賞状、さらにはお客様が幼少期の頃に描いた絵まで、ありとあらゆる「時間の記録」が詰まっていたそうです。懐かしさに浸るのも束の間、現実的な問題がのしかかります。これを全部、このまま取っておくわけにはいかない。けれど、処分してしまったら何か大切なものまで失ってしまう気がする。だから、段ボール3箱を、そのまま送ってもいいでしょうか?というお問い合わせでした。
昔のアルバムには、「その人が生きた証」のような重みがあります。昭和の空気感が色濃く残る写真の数々、手書きのコメント、そしてその人らしさがにじみ出る表情。けっしてSNSのタイムラインには載らない、家族だけの静かな物語が、そこには確かにありました。『おくってフォトブック』のホームページをじっくりご覧いただき、写真だけでなく賞状や手紙もレイアウトに入れられることをご理解いただいていたので、祖父母の直筆メッセージ、お客様が子どもの頃に描いた絵、家族旅行のチケットまで丁寧に並べて、まるで1本のドキュメンタリー映画のような仕上りになりました。
すっきりまとめられたフォトブックだけでなく、データとしても残せる安心感。コンパクトに保管できることで、子どもたちや未来の誰かにも手渡せること。
「今、残す」という選択が、「これからもつながる家族史」になる。そんな視点で写真を見つめ直していただけると、ありがたいです。大量の写真や思い出の品々に戸惑ったときは、どうか無理に処分するのではなく、「カタチを変えて残す」という選択肢があることを、思い出してほしいと思います。それはきっと、自分自身だけでなく、家族のみんながそれぞれを見つめ直す大切な時間になるはずです。
お盆に想いをつなぐ
もう少しするとお盆がやって来ます。子どもの頃、お盆といえば田舎のおばあちゃんの家へ行くのが楽しみでした。いとこたち皆で食べたスイカ、夜になると盆提灯のほのかな光。そして、座敷に広げられた古いアルバムを囲み、親戚みんなで笑い合ったあの時間。
あれから時が経ち、気づけば、自分があの頃の親や祖父母の年齢に。お盆は、ご先祖様を迎える日だけでなく、私たちが家族の物語を見つめ直す日でもあります。けれど、重くて色褪せたアルバムを前にすると、どこから手をつけたらいいかわからない。したがって、そのまま看過してしまう方も多いのではないでしょうか?思い出には、居場所が必要です。きちんと整理されたフォトブック、データとして守られた安心、そして、いつでも開けるデジタルブック。
お盆という節目に、皆が納得できる思い出の居場所を作りませんか?
迎え火のあかりのように、あなたの家族の歴史が、いつまでも温かく灯り続けるように。