今こそ昔の写真を手に取るべきときかも…

目次
1.あの日の万博が呼びかける
2.ご依頼事例の紹介
あの日の万博が呼びかける
太陽の塔が見守ってくれいたあの日から、55年の時が流れたんですね~。1970年。「人類の進歩と調和」を掲げて、国も世代も超えて集まった笑顔。あの頃、父や母はまだ若く、多くの子どもたちは、パビリオンの光と音に心を奪われて、希望膨らむ未来の夢を、無邪気に信じていました。
そして今、再び万博がはじまりました。あの頃、カラーテレビの前で瞳を輝かせていた子どもたちは、いま、孫を抱く世代です。家の押し入れから出てきた1冊のアルバム。ページをめくるたび、そこには当時のにぎわい、会場の空気、そして家族の笑顔が並んでいます。誰かが残した写真は、時を越えて、私たちに語りかけてきます。「この瞬間は、宝物だったのだ」と。写真を見つめることは、ただ懐かしむだけではありません。自分のルーツを知り、自分の物語を確かめることができます。今回の万博をきっかけに、心地よいノスタルジーをじっくりと味わう。“今こそ昔の写真を手に取るべきとき”かも知れません(笑)。
ご依頼事例の紹介
さて、ここからはご依頼いただいた利用例を紹介します。
●神奈川県在住・50代女性の場合
実家の母親が他界し、遺品整理のために実家へ。押し入れの奥から、アルバム20冊以上と箱に入った大量のプリント写真が出てきました。写真のほとんどが、家族の記録であると同時に、亡き母が大切にしていた思い出の詰まったものでした。ご自身ではどこから手をつけてよいか分からず、親族とも相談のうえ『おくってフォトブック』の全部おまかせコースをご利用いただきました。
当社で内容を確認しながら、
・母の若い頃をまとめた一冊
・両親の新婚時代からのファミリーアルバム
・兄弟姉妹それぞれの成長記録
目的別に6冊のフォトブックに再編集。
さらに、残った写真は写真供養(お焚き上げ)をご希望され、神社にて写真供養を行うこととなりました。お客様からは、「悲しいだけだった整理作業が、感謝と誇りを再確認する時間になった」と感動のお声をいただきました。このように、『おくってフォトブック』は遺品整理の中でも特に心理的な負担の大きい写真整理において、お客様に寄り添いサポートできることができます。
●東京都在住・30代女性の場合
第一子の誕生をきっかけに、「家族のルーツをきちんとカタチに残しておきたいと考えるようになったご依頼主様。祖母の遺品の中から、若かりし頃の写真や手紙、旅先で撮影したモノクロのスナップ、戦後間もない頃の集合写真などが大量に見つかり、写真の整理と記録の保存を『おくってフォトブック』にご依頼されました。依頼されたのは全部おまかせコース。
内容を確認のうえ、
・祖母の学生時代と戦後の青春時代を1冊に
・祖父の出征から復員後の写真を1冊に
・お二人の結婚・家族のスタートを記録した写真を1冊に
3つのカテゴリーに分けて、計3冊のフォトブックに編集。
祖母の青春時代をまとめたフォトブックには、大切にしていた便せんや手紙の一部もデータ化し、写真の横に原文のままレイアウト。「家系の原点を、ひとつのカタチにできて心から嬉しい」とのお言葉をいただき、遠方に住む親族へのプレゼント用に複数冊増刷されました。
このようなケースでは、古い写真の劣化が進んでいることも多く、『おくってフォトブック』のデジタルデータ化や色補正のサービスも高く評価されています。
オプションになりますが、レトロな写真のカラー化を希望された場合には、カラー化にも対応しています。不思議ですが、カラー化することで、より一層鮮明に記憶がよみがえるようです。
写真整理はただの整理ではありません。それは、家族の歴史を紡ぎ、後世に語り継ぐ大切な儀式です。『おくってフォトブック』は、その物語を見えるカタチでそのまま残し、未来へ届けるお手伝いをしています。