ご先祖様の写真や両親の写真をまとめることの意義について、考えました。
人それぞれのまとめ方がある
『おくってフォトブック』には、いろんな方からたくさんの写真が送られてきます。
新婚さんから結婚式のフォトブックをつくりたいからと、ブライダルフォトのデータをアップしていただくこともあれば、結婚30年を記念して、改めて当時の写真をまとめたいと、懐かしいプリント写真を送っていただくこともあります。
「かわいいワンちゃんやネコちゃんの成長記録を残したい」。
「卒団する子どもたちに、これまでの頑張りをまとめてやりたい」。
「出産した娘に、これまでの家族の育みをまとめて渡したい」。
「施設に入る親に、若い頃の思い出をまとめて持たせたい」。
写真整理のきっかけはさまざまですが、みなさん大切な写真をどのようにまとめ、どの写真を残すのかを真剣に考え、独自のセンスとアイデアで、「こんなふうにまとめたい」とご依頼いただいています。
みなさんの写真に対する想いが熱く、ご依頼内容が具体的であればあるほど、私たちのモチベーションも高まり、後世に残す冊子にふさわしい理想的な写真整理を実現させることができます。
出来上がったフォトブックをお届けした後、お客様からおハガキやお手紙をいただくことがあります。
「思い通りのフォトブックができて大満足です」。
「とても見やすくて、事あるごとに見返しています」。
「これがあれば、昔話に花が咲きます」。
などと喜びの声をいただくと、写真整理のお手伝いができて本当によかったと、達成感と充実感に満たされます。
丹精込めてつくったフォトブックを手に取って見ていただく、これこそ私たちを信頼してご依頼いただき、仕上りを託していただいた制作サイドの本望、制作者冥利に尽きる…ときっぱりと言い切りたいところですが……、実はそうでないケースもあります…。
まとめることに意義がある
「いい仕上りで毎日見てます」。
そんな方ばかりではありません。
私たちにとって何度も何度も繰り返しフォトブックを見ていただくことが理想ですが、理想と現実は少し違います。
その違いをお客様が教えてくれました。
「誤解しないでね。仕上がったばかりの頃は毎日見てたけど、今は大事にしまってます」。
「写真をちゃんと整理してまとめたことに意味があるから、なんだか責任を果たしたっていう満足感があって…、だって私がまとめたからこれから先の人は困らないでしょ。
お焚き上げで写真供養もできてホッと一安心してるの」。
このように話していただけるお客様も大勢おられます。
私たちは制作したフォトブックを見ていただくことだけに価値を見出そうとしますが、お客様は見るだけでなく、次の世代にしっかり残すことにも大きな価値や意義があると考えられています。
写真整理は心の整理。
ご先祖様やご両親など、今お手元にある写真は、誰かがやらなければ、何年たってもそのままで、まとまることはありません。
今の私たちが歴史的に貴重な書物や遺跡を目にすることができるのも、過去の誰かがきちんとそれらを守り残してくれたお陰です。
ルーツに関わる写真をしっかり残すということは、連綿と続くDNAを見えるカタチで残す責任ある行為です。
誰もが年齢を重ねると、これまで自分が重ねてきた経験を社会に還元したいと思うようになります。
写真はしゃべらないので、何が伝わるのか見る側にゆだねられますが、きっと言葉を超えた大切なことが感じられると信じています。
昔はどのご家庭のアルバムも、ブ厚くてでっかくて重い。
昭和30年代以前のものは、表紙も台紙もとても立派で、台紙には何もなく、コーナーシールを貼って、それに写真の四つ角を差し込んで止めていました。
時代は流れ、昭和40年代に突入すると爆発的な人気を博した、フィルムタイプのアルバムが登場。
写真を台紙に貼り、フィルムでカバーするものが主流に。
写真をまとめるのがとてもラクになりました。
その後ポケットタイプのさまざまなアルバムが現れましたが、2000年代以降はデジタルカメラが勢いを増し、徐々にプリント写真を納めるアルバムの姿が消えてゆきました。
そして現在、圧倒的なデジカメやスマホの普及によって、アルバムはもう必要なくなりました。
今ご家庭にあるアルバムは、今後増えることはないでしょう。
だからこそ、やる気を出して今ちゃんと整理してまとめれば、永久に価値ある保存版としてずっと維持することができます。
責任持って誰かがやらなければならない写真整理。
私たちと一緒にはじめませんか。
家族の歴史を永遠に刻み、永久に残すーー。
『おくってフォトブック』は、心を込めて写真整理のお手伝いをします。
どのようにまとめたらいいのかプランのご提案から、写真の残し方までフルサポートさせていただくのでご安心ください。
ご連絡を心よりお待ちしています。