介護付き有料老人ホームで『おくってフォトブック』のサービス内容を紹介させていただきました。
サンシティパレス塚口
7月からはじまった、連日の容赦ない日差しと暑さ。
それに台風。
夜は熱帯夜が続き、寝苦しい夜が続いています。
これほどまで秋の到来が待ち遠しいシーズンは、はじめてのような気がします。
もう少しの辛抱です、みなさんくれぐれもご自愛ください。
季節のあいさつが、暑中見舞いから残暑見舞いに変わった頃。
兵庫県伊丹市にある介護付き有料老人ホーム「サンシティパレス塚口」に
お邪魔して、『おくってフォトブック』のサービスについてご入居されている方々に案内させていただく機会をいただきました。
「サンシティパレス塚口」が掲げる“理想の住まい”という謳い文句の通り、施設内は上質なリゾートホテルのような快適空間。
広々としたエントランスラウンジからはじまり、ビリヤードルームに麻雀ルーム、カラオケルームにフィットネスルーム、さらにライブラリーやアトリエなど、入居されている方々は、気の合う仲間と一緒に過ごしたり、一人でのんびり過ごしたり、肩の力がぬけた感じで思い思いに楽しんでいる様子。
これまで頑張ってきたヒトたちが到達できる、大人の自由時間をマイペースで過ごしているようでした。
当日の気温も残暑厳しく体温を超えるよう猛暑。
でも施設の中は別世界。
エントランスからぐる~と施設内が回遊できるようになっているので、
健康維持のため涼しい館内をウォーキングしている方も多くおられました。
そんな回遊ルートの一角に、テーブルをお借りして、『おくってフォトブック』コーナーを設けました。
写真の整理はしたいけど…
古いアルバムをテーブルに広げていたので、そぞろ歩きながら気になった方が「それ何でんのん?」と、足を止めて耳を傾けてくれました。
「みなさんも、こんな古いアルバムがありませんか?」。
「重くてかさばるアルバムをコンパクトにまとめるサービスです」。
と、ご案内すると「そりゃええなー」とうれしい声が…。
ただ、「ほなアルバムや写真を取りに来てっ」と、『おくってフォトブック』に関心を示して下さった方々は、みなさん異口同音にそうおっしゃいます。
終活の一環として考えておられるようで、大量のアルバムや整理していない写真をなんとかしなきゃって思いはあっても、
それをダンボール箱に入れて送ることが問題になっているようで、
『おくってフォトブック』のキャッチフレーズの1つである、
“送るだけでいい”の送る前の段階が大きなハードルになっていることが、今回よく分かりました。
「10年前に知ってたらお願いしたのに…」。
利用してみたいものの、手が付けられない現実に、残念がる方が多くおられました。
私どもの所には、毎日のように箱に入ったアルバムや写真が届きます。
キレイに整えられて納められたアルバムや写真を見ると、ご依頼者の写真に対する想いが伝わってきて、より一層丁寧に真心を込めて作業をしなければと気合が入ります。
でも高齢者にとっては、アルバムを箱に詰めること自体が大変な作業です。
大切に思っていれば思っているほど、雑に詰め込むことはできません。
もしかすると、思いが強い分、手をつけることなく、あきらめてしまう方が多いのかも知れません。
お子さんの協力
今回サンシティパレス塚口に伺い、高齢者の方々と直接お話をしたことによって、思い出が詰まった大切な写真を後世に残すために、高齢者の手元にある写真をどのように届けていただくか…
大きな課題ができました。
そんな中、数名の方が“お子さんに手伝ってもらう”と言われていました。
とてもいいことです。
片づけをしながら、懐かしい思い出話をしたり、今だから言えるないしょ話を打ち明けたりしながら、親子で写真をまとめる作業は、とてもいい感じです。
この場を借りてあつかましいお願いですが、高齢なご両親がおられるお子さんにお願いです。
ぜひ写真整理のお手伝いをしてあげてください。
箱に詰めるまでで結構です。
その後は私たちが責任をもってご両親の要望をヒアリングし、
必ず満足していただける、思い出整理を行います。
もしさらにご協力いただけるのであれば、お子さんからのご意見をいただけると、一層ステキな思い出整理になることでしょう。
ルーツの証をしっかりと守るためにも、私たちと一緒に懐かしい写真をちゃんとまとめませんか?
心を込めてフルサポートさせていただきます。