「新しくつくるフォトブックにコメントを入れたい。」そんなお客様のご要望にお応えした事例を紹介しています。
お問い合わせの電話
ある男性から問合わせのお電話がありました。
「両親が高齢なので、昔の写真の整理を考えています。アルバムやバラ写真など、手元にある写真を送るので、何冊かにキレイにまとめてもらえますか?」という内容でした。
「こちらにお写真を送ってください。届き次第写真の内容を拝見し、どのようにまとめるのが良いか提案させていただきます。」そうお応えして、お客様からの写真が届くのを待ちました。
後日、写真が到着。早速中身を確認しました。
プランを提案
箱を開けると、アルバムに貼られている写真やバラの写真、合わせて約900枚の写真が入っていました。
内容を確認すると、ご両親の独身時代のもの、ご依頼いただいたお客様が生まれてからの家族の写真。そして明治や大正など、超レトロな写真。大きく分けて3つのジャンルの写真と判断しました。
そこでご依頼いただいたお客様に、家族の歴史を3冊にまとめるプランをご提案しました。
1冊目 : [ご両親の独身時代]
2冊目 : [お客様の誕生からの家族の軌跡]
3冊目 : [貴重なルーツをまとめたもの]
上記を提案させていただき、お見積りを提出。お客様から承諾をもらい、ご入金をいただき、作業に取り掛かりました。
コメントの追加
お預かりした写真を選別し、データ化を行い、再度写真をチェック。
問題があれば補正、修正を施し、そしてそれぞれの冊子のレイアウトを進めます。仕上がったレイアウトは担当者以外の者が再チェックし、チェックをクリアするとお客様に確認していただきます。
今回も無事お客様の確認に回すことができましたが、お客様から「弟にも見せたいので少し時間をください。」とのお返事。
せっかくなので、弟さんにも満足していただくことは当然です。
大切な思い出が詰まっている家族の写真整理は、一生に一度するかしないかの重要な作業です。後悔がないよう取り組むお客様の真摯な姿勢は、私どもにとってもとてもヤリガイを感じる瞬間です。
後日、お客様から連絡があり、弟さんが持たれている写真を追加で送るので、冊子の仕様とレイアウトを変更して欲しいとのご要望をいただきました。
さらに、超レトロな写真に関する注釈を調べたので、新しく写真に添えて欲しいとのことです。多少追加作業料は申し受けますが、より良いフォトブックに仕上がるのであれば、私どもは快くご協力させていただきます。
それからしばらくして、追加の写真とコメントがデータで届きました。
コメント内容はとても詳しく調べられていて、明治33年、明治44年の写真に写っている方々の間柄やその頃の事情が細かく記載されています。
まさに完璧な家族の歴史書です。
次の世代の人にとって、とても貴重な宝物になることでしょう。写真は言葉を重ねるより、多くのことをより深く教えてくれます。
今回のようにご兄弟が協力して、家族の歴史をキレイに残し、守ることはとても意義あることだと思います。
あなたの家族の歴史を守るのは、あなたしかいません。この機会に、私たちと一緒に写真整理をはじめませんか?