「古い写真の整理をお願いしたいと思っているのだけれど、全然まとまっていないので、どうしたらいいかしら…」お客様からお問い合わせの電話をいただきました。「箱に入れていただいて、こちらに送っていただければ写真枚数などをチェックしてご連絡します」とお応えしました。
後日お客様からの荷物が届き、写真枚数と内容を確認。無事写真が届いたことをお客様に報告しました。そしてどのように写真をまとめたいのかお客様のご要望を伺い、これまでの経験からベストなプランをご提案し、新たなフォトブックとデータの制作に取り掛かることとなりました。
写真整理を行う上でまず大切なのは、なぜ写真整理をしようと思い立ったのか、写真整理をはじめる動機、きっかけが何なのかをじっくり伺うことです。
その理由によって、写真を再編集する際の写真選別やレイアウトが大きく変わってしまうからです。お母さんが施設に入居するから、お父さんが亡くなったので、引っ越しの整理をしていて大量の写真が出てきたので、お子さんが成長して巣立っていくので、娘さんが結婚するから、還暦や卒業などの記念として、また家族のように愛するペットのカワイイ姿を残したいから…など、写真を整理しまとめる理由は人それぞれです。
したがって、写真整理に至るまでのストーリーを把握することが、良いフォトブックを仕上げるための重要な要素となります。担当デザイナーが親身になって制作するためには、お客様の想いを知り、寄り添うことができなければいいモノはつくれません。良いフォトブックに仕上げる最後のキメ手は、担当デザイナーの手仕事に込められた熱い想いです。
私たちは写真を整理したい、ちゃんとまとめたいと思うお客様の気持ちに真摯に向き合い、そして寄り添う覚悟で業務を行っています。誰かに強制されるでもなく、写真を何とかしたいと湧き上がる想いを心から応援しています。
私たちはこれまでの経験を通して、生きることに立ち向かうには、先人たちの生きてきた姿を見ることで勇気づけられることを知っています。だから、ため息が出そうなことがあった時、ぜひページを開いてみてください。きっと、しみじみと心を癒してくれることでしょう。
写真整理でお悩みのことがあれば、気軽に私どもにご相談ください。特に古いアルバムや写真を再生することで、以前は気づかなかった新たな発見が必ずあります。どのように整理したいのか、そしてどのようにまとめたいのかお聞かせいただければ、お客様のご要望に合った写真整理の方法をご提案させていただきます。大切な写真を、しっかり後世につないでいきましょう。
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